私事ではあるが、今度私の処女本が出る。歯科の出版社からではあるが、タイトルが“スーパースタッフが育つ、幸せコミュニケーション術”といい、歯科の本ではない。今の世の中は、トップとスタッフや社員の間に、コミュニーケーションが少なく、苦しんでいる上司が少なくない。
経営において、一番大変なのが、マンマネージメントであるからだ。この本は、心がけがよいのに空回りをして、スタッフとの関係がうまくいかない、大多数のトップに向けて書いた。少しでも応援ができれば、と思ったのだ。原稿は、今最終チェックの真っ只中であるが、この本により少しでも絆作りの助けになれば、と思う。
昨日私の友人の望月俊孝氏の主催する、宝地図の1日集中セミナーに出席した。
鈴木、日笠という、私のチームの2人の衛生士も一緒である。
これが、思った以上に素晴らしい、最高のせみなーだったのだ。
主催者である、望月氏のことを簡単に紹介すると、彼は人々の夢をかなえるお手伝いをしている人である。
最高の笑顔で人の心をとろかせ、また、誠実かつ熱い情熱を持っている人である。
また、人情の分かる苦労人でもある。
褒めすぎと思われるかもしれないが、そんなことはない。
実際うちの医院のスタッフでも、彼のファンは何人もいる。
人をホッとさせる能力をお持ちなのだ。
さて、宝地図に話を戻す。
例えば、我々が何か目標を達成しようとする。
しかし、なぜ大多数の人が、途中で挫折をするのか。
それは脳のメカニズムが関係している。
結論から言うと、目標を達成するには、いつも使っている左脳(言語や計算を主に担当)ではなく、いかに右脳を働かせるのかが、鍵となる。
そして、右脳は言語よりビジュアルなものにより反応する事が、現代の医学で分かっている。
例えば、何か目標を立てた場合、目標を紙に書いて壁に貼っておくだけでも、何もしないよりはいい。
しかし、それを絵に描いたり、写真を貼って達成してしまった臨場感を出すことによって、強い“快”の感情を引き起こし、右脳に強烈なイメージを与えられるのだ。
私も以前から、望月氏と友人だったこともあり、宝地図を実際に作ってはいたのだが、一度どうしても正式に受講してみたかった。
というのは、私は今までの経験で“自分流では限界がある“ということを、骨身にしみて知っているからである。
案の定、行ってよかった!!と、午前中だけで強く思った。
同行した2人も感激しきり!
またダブル講師の、ひろ・かずま氏はもとより、参加されていた人達も良かった。
45人もの参加者であったが、初めてお会いしたとは思えない方たちが多数参加されていて、懇親会をふくめ、1日を心ゆくまで堪能させてもらった。
やはり、いい人のところには、いい人が集まる。
今後、自分で素晴らしさを実感したので、女房と子供は行くことが決定している。
受講した2人の話を聞いて、他のスタッフも行きたいと言っている。
これから飛躍しようと言う方たちにとっては、最高におすすめのセミナーである。
来る11月8日に、あるところで講演を頼まれている。題は何でもいいとのことだが、他の方たちが顧客満足について話されるので、やはりホスピタリティについてとなると思う。
同じくスピーカーには、食品メーカーのトップの方もいらっしゃるのだが(この方の紹介でお話をします)、やはり顧客からのクレームに答えきることによって、ものすごい実績を上げることに成功されている。
私は私のできるお話しを、ということなので、あまり意識をせず普段着でのぞむつもりである。
私の普段着の考え。
それは、スタッフを自分の子供だと思って接する!という事に尽きるとおもう。
ほとんどの経営者が社員に対して,“給料分は働いてくれよ!”と思うのはごくごく当然の話である。
しかし、その考えを、現代はシフトしなくてはならない。
今の考え方は、“給料を払って教育する”し、“それについて感謝する”のである。
躾も当然ながら、私達がやる。
言い換えれば、お金を払いつつ花嫁修業をしてもらうのである。
世の院長達の大多数が、“コミュニケート不足”なのは、今も昔も変わらない、と思う。
しかし、何故今、医院崩壊ともいうべきことが、頻繁に起きているかというと、今はスタッフのほうも幼稚化してきているのである。
今や院長や経営者は、安心して“変人”を演じることが出来なくなってしまった。
反対に、我々が、大人の役割を演じなくてはならない。
ホスピタリティと何の関係が・・・というなかれ。
これが大いにある。
というより、根本である、と私は考える。
院内がみんなニコニコしていてはじめて、ホスピタリティのスタートができるのである。
スタッフに向かって鬼の形相で“患者さんにニコニコしろ!”と言って、できるであろうか?
無理である。
では、我々が怒る必要のない、質の高い人が、最初から来てくれるであろうか?
これも無理である。
当然未熟なので、ダメなところはきちんと叱らなくてはならない。
何度も同じ間違いをして、腹の立つときも多々でてくる。
しかし、そのときに“自分の子供”と思いつつ、対処するのとそうでないのとは、天と地ほども違うのだ。
制度やテクニックも重要かもしれないが、ホスピタリティの本質は“社内の思いやり指数”にある、と私は思う。