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歯科界の温度                                 

なぜ歯科界には、自分の仕事や生き様について、魂をこめてかたれる人が少ないのだろう?
“医療の常識は、世間の非常識“とは、よく聞く言葉である。
しかし、同じ非常識でも医科の世界と歯科の世界では明らかに違う。
なんというか、志の部分で歯科とはまるで違うのだ。
私なりの解釈はこうである。
歯科も医科も4割は同じである。
“親が歯医者だから歯科医になった。”
“親が医者だから医師になった。”

あと3割も同じである。
主に国立系であるが、成績が良くて先生から
“お前、医学部でも受けてみたらどうだ?”
同じく
“お前、私学部でも受けてみたらどうだ?”
と言われて、何たるかもわからず来てしまった。

問題はあとの4割である。
医学部の場合は、ブラックジャックにあこがれて、もしくは親が病気でと、理由は何でもいいが、
“医者になりたくてなった奴!”
であり、歯科医の場合は
“医者になれなくて仕方なく歯学部に来た奴”
なのだ。
医学部のばあいはこの4割が業界を引っ張り、後輩たちに夢を与えている。

なぜ歯科はこんなにつまらないのか・・・。
その答えの一つが上記の私の解釈である。
言いかえると
歯医者になりたくて、歯科が好きで好きで歯科大学に入学した人はほとんどいないのだ。
これでは熱く語れといわれても、出来るはずがない。

しかし、冗談じゃない。
実は歯科ほど面白い分野はないのだ。
私が最初に知った面白さは、海外に勉強に行き始めた平成2年ぐらいであった。
研修そのものではなく、そこに来ている先生の意識の高さに驚いた。
よーし、負けまい!としてその後がむしゃらに学ぶ原動力となった。
次に知ったのはかみ合わせである。
咬合で不定愁訴のかなりは軽減することが出来るし、新しい分野である発声との関係を調べる研究は、工学部と組んで進めている。
特にかみ合わせの分野は、絶対に医者にはわからない。
咬み合わせが分ると同時に、学生時代に大学の先生から受けた影響の、医者へのトラウマも一掃された(やった!)。
また、サービス業としてのレベルも手付かずといってよいほど未開の地でもある。
本当は、ホテル業と同じぐらいのレベルを目指すべきなのだ。

これらの事を追求してゆけば、まだまだというか、歯科はこれからの業界なのである。
将来が暗いくらいと言ってる人は、それは暗いだろうと思う。
何故ならば、未来は自分の思いでデザインをするものだから。
きっと常々言っている通りになれるとおもう。
だから、若い君たちは未来を信じて突き進んでほしい。
私が“歯科は絶対に明るい”というのを証明してみせるから。

ただ、勘違いしてほしくないのは、甘い仕事などというものはこの世に存在しない、ということ。
歯科に甘さを期待して入った人に対して、私は語る言葉を持っていない。
人生を海に例えるならば、どこの海の水も塩辛いのは当たり前。
仕事で楽をしようとする人は、甘い海水を探しているひとに似ている。
楽しいのと楽をするのは、正反対のことである、と知ってください。

楽するのではなく、歯科を楽しいところにする。
また、後に続く人にも夢を持たせたい。
そのためには、必ずADCを(安藤歯科クリニックの略です)他のサービス業のトップと互角以上にする。
それが、業界発展のためになると思うからである。
2007.08.05 Sun l あんちゃんの“人生熱語り” l コメント(0) トラックバック(0) l top ▲

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